(関大スポーツ記事引用)2連敗で迎えた2⽇目は⼤阪体育⼤学と対峙(たいじ)。初めに主将・岸⽥がマットに上がった。第1Pは掴み合いの牽制が続き、アクティビティピリオドの1ポイントを奪うのみだったが、第2Pは積極的な攻勢で⼀挙8ポイントを奪う。終わってみれば9-3と幸先の良いスタートを切った。続く2番⼿の出⼝は隙を突かれて4ポイントを奪われるが、直後に相⼿を押し倒し返して4-4の同点にし第1Pを終える。迎えた第2Pは相⼿に3度のタックルを決め、2度のローリングも決めテクニカルフォール勝ちを収めた。前⽇出場するも体調不良で⽋場となった⼩林に代わり、原来鳳(経1)が3番⼿で出場した。しかし、開始40秒で場外へ押し出されると、タックルも被り0-5となる。さらにフォールも決められ悔しい⿊星を喫した。4番⼿の野坂は4-4で迎えた第2P、ダウンさせられそうになるも相⼿の動きに付いていき失点は許さない。直後、相⼿をマットの外に押し出し勝ち越すも4ポイントを奪われ逆転を許す。反撃も及ばず6-8で敗戦した。負けが続き、この辺りで勝ち星が欲しい関⼤は喜多を5番⼿に送り込む。しかし、アクティビティピリオドで先制を許すと、ダウンさせられ0-3に。その後ダウンさせ返すも2-3で敗れた。2勝3敗で後がない関⼤の6番⼿は浜本。まずは相⼿を場外に押し出し1ポイントを奪うと、相⼿を押し倒し5-0。さらに相⼿をダウンさせ2度ローリングを決めた事で11-0のテクニカルフォール勝ちとなった。最後に出場した稲本は相⼿の⽋場により不戦勝となった。⼤体⼤戦は4勝3敗と初の⽩星を飾った。しかし、関⼤はAリーグの最下位となり、最下位決定戦に挑むこととなった。
負けた⽅が最下位となり2部降格となる最下位決定戦。関⼤はBリーグ最下位の福岡⼤と合間⾒える。勝って勢いをつけたい初戦は稲本がリンクに。お互いアクティビティピリオドを取られ1-1となり、残り時間0秒になろうとした所で相⼿を場外に押し出し2-1で勝ち越した。相⼿はチャレンジを使⽤するも判定は覆らず、3-1で初戦をつかんだ。2番⼿の主将・岸田は序盤から寝かせ合いの試合を展開。2度のアクティビティピリオドで2-0になった所でダウンさせられそうになるも、うまく切り返し相⼿をダウンさせ4-0に。またしても相⼿のチャレンジが失敗し、結果5-0で勝利した。3番⼿の原は開始40秒で2ポイントを失うと、フォールも決められ敗戦。屈辱的な試合となった。続く4番⼿は浜本。開始1分30秒で相⼿をダウンさせると、勢いそのままに4度のローリングを決め10-0のテクニカルフォールとなった。あと1勝すれば勝ち越しが決まる関⼤は喜多を5番⼿に送る。しかし、第1Pを0-9で終えると第2Pには押し倒され、0-13と⼿も⾜も出ず敗戦となった。6番⼿の野坂は4ポイントリードで迎えた第2P、相⼿を3度ダウンさせテクニカルフォールとなった。この瞬間、関⼤は最下位を免れることが確定した。7番⼿の出⼝は相⼿が棄権したことで不戦勝となった。結果、5-2で福岡⼤戦を制し、リーグ7位、そしてチームの9年振りとなる1部残留を決めた。
9年振りの1部残留を決め、勢いに乗る関⼤。岸⽥主将も「選⼿⼀⼈⼀⼈が『⾃分が勝つ』という強い気持ちがあったからこその勝利だと思う」と振り返った。次のリーグ戦は来年の春。新たな体制を整え、終わらない物語の続きを紡ぐ。
▼岸田主将(文4)
「(リーグ戦を振り返って)選⼿⼀⼈⼀⼈が「⾃分が勝つ』という強い気持ちがあったからこそ勝てたと思う。そして、何よりも今までにないほど多くのOBの⽅々が応援に来てくださったこと、マネージャーも含め多くの声援があったからこそ、最後まで諦めずに選⼿試合をし、勝利に繋がったと思う。(⾃⾝の状態について)2年前から怪我もあり、練習に参加できない時期、満⾜に体を動かせない時期もあったが、最後の試合には、声援のおかげで踏ん張ることができ、良い形で引退できてよかった。(現役最後の締めくくりとしてどうだったか)最⾼の形で引退することができたと思う。チームのためにさまざまな形で動いて、⾒守ってくれていた監督、コーチにも最後に恩返しすることができ、本当に良かったと思う」
▼浜本(⼈2)
「(リーグ戦を振り返って)チームの勝利に少しでも近づけるようにという思いで、試合に臨みました。また、今回9年ぶりの⼀部リーグ残留という成績を収められたのは、岸⽥先輩や野坂先輩を筆頭にチームを引っ張ってくれた結果だと思います。(⾃⾝の状態を振り返って)個⼈としては、3勝1敗という結果に終わったため、反省点を⾒直し来シーズンに向けてもっとチームにとって、頼りになるような選⼿になりたいです。(来年以降の意気込み)今年は⼀部リーグ残留することができたが、来シーズンでは私⾃⾝も上回⽣という⽴場になるため、今年の4回⽣のようにチームを引っ張っていけるように頑張ります」
【来場OB・OG(敬称略/順不同)佐藤秀雄、村上進、宮田有恒、中西章敏、漆原功二(学連総務副委員長)、横山真吾(審判)、大川慧輔、伊澤由佳、中内遥菜、一瀬剣、松下直樹、脇田俊之、田中颯人、藤本明日香、上太一、鳥羽隆行、脇田泰之、薮内志帆