関西大学物語 第四話「東京オリンピックをつくった男」は、関西大学陸上部OBで元三段跳び世界記録保持者 1932年ロサンゼルスオリンピック銅メダリストの大島鎌吉先輩(東京オリンピック日本選手団団長)とレスリング部OBの市口政光選手の活躍の物語である。
1964年東京オリンピックにおいて、選手強化対策本部長で日本選手団団長の大島先輩は、金メダルの目標を最低15個と宣言した。この宣言には「あまりにも現実味がない」と誰もが首を傾げ、「軽はずみな公約をした」と大島先輩に非難を浴びせた。
しかし日本は米国、ソ連に次ぐ世界第3位の金メダル16個という輝かしい成績を残した。そのうちの一つは関大レスリング部OBの市口先輩がグレコローマン・バンタム級で獲得したものだ。また、日本の大躍進により多くの人間が大島先輩を「東京オリンピックを作った男」と呼んだ。
市口先輩の金メダル獲得が大きく貢献している!